いつも鉄工房アールのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
愛車のカスタムやメンテナンスを進める上で、大きな壁となるのが「パーツのメーカー欠品」です。今回ご相談いただいたオーナー様も、必要なスタビライザーが手に入らずにお困りだったところ、なんと「ベースとなるスタビライザー」をご自身でお持ち込みいただき、車両に合わせた仕様変更のご依頼をいただきました。
今回のミッションは、お持ち込みいただいたスタビライザーの長さを切り詰め、対象車両のサイズへジャストフィットさせることです。
スタビライザーは走行中に強いねじれや負荷がかかる重要保安部品。単に切って繋ぐだけでは、溶接部に過度な応力が集中し、破断の原因になってしまいます。そこで、鉄工房アールが持つ「機械加工」と「溶接」の技術を組み合わせ、純正以上の強度を目指したワンオフ加工を施しました。
作業工程としては、まずスタビライザーを緻密に計算された寸法で正確に切り詰め、芯出しを行いながら強固に溶接接合します。
さらにここからが職人のこだわりです。接合部をそのままにするのではなく、旋盤などの工作機械を使用して、その形状にぴったりとフィットする専用の「補強用カラー(スリーブ)」をゼロから削り出しました。
この精密に製作したカラーを接合部に被せ、さらに外周から補強溶接をガッチリと施すことで、二重の構造へとアップデート。ねじれに対して圧倒的な剛性を持たせることに成功しました。
ただ長さを変えるだけでなく、長く安全に乗っていただくための「ひと手間」を惜しまないのが、鉄工房アールの流儀です。完成したスタビライザーは無事に車両へと収まり、本来の機能を取り戻すことができました。
「手持ちのパーツを加工して流用したい」「既製品のサイズが合わないけれど、強度を落とさずに短縮したい」といったコアなご要望にも、確かな加工技術でお応えします。パーツ加工でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!

スタビライザー加工前

スタビライザー加工前

スタビライザー加工後

スタビライザー加工後

スタビライザー加工後

スタビライザー加工後